第27回日本リウマチ学会 関東支部学術集会

2016年12月3日(土)演題募集期間 : 2016年7月12日(火)〜9月6日(火)
事務局

埼玉医科大学
リウマチ膠原病科内
〒350-0495
埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
TEL : 049-276-1111(番号案内)

連絡事務局

株式会社コンベックス内
〒105-0001
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虎ノ門ワイコービル
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FAX : 03-5425-1605
E-mail :
riumachi27@convex.co.jp

会長挨拶

三村俊英さん

埼玉医科大学リウマチ膠原病科
三村 俊英

皆様こんにちは
今年度の日本リウマチ学会関東支部学術集会を担当することになりました。
私は本学術集会に2つの思いを盛り込もうと考えています。

一つ目の思いは、「マルティプル(multiple)」という概念で、これは本学術集会のキーワードに致しました。所謂リウマチ性疾患は、疾患自体が多彩で、原因・病因は多因子であると伴に、多臓器に亘る障害を来すことが多く、用いる薬剤も多種にわたり複数併用療法の有効性が示され、副作用も多様なことから診療においては全身に目配りする必要があります。また、近年多職種チーム医療の重要性が増しており、診療施設の機能分化による複数診療施設間の情報共有は必要性が実感されます。さらに、研究領域においても、多施設臨床研究はもはや常識で、臨床領域と基礎領域の双方の情報交換と協力なくして質の高い研究は達成できない時代です。これらに共通する概念を一言で表すと「マルティプル」ではないかと考えました。是非、マルティプルな領域でマルティプルな議論の花を咲かせて本学術集会を盛り上げて下さい。そして、教育研修講演においては、マルティプルな病態と臓器障害を呈する難治性膠原病の代表格である全身性強皮症に関して、ご専門の立場から日本医科大学桑名正隆教授にご講演いただきます。

もう一つの思いは、教育研修講演の一つを基礎研究寄りの内容にしたことです。本学術集会は臨床に携わる医師を中心として、主に臨床的な内容を議論し知識を広げる場です。一方、最先端の基礎的な知識や考えも臨床に大きな影響を与える時代になっていますし、メディアなどでも最新の研究レベルの話題が取り上げられ、正確かどうかは別にしても一般人でも基礎研究の知識をお持ちの方が確実に増えています。私たち臨床医は、病気の本質や患者さんの病態を的確に捉える上でも臨床に役立つ最新の基礎研究の一部は知っておく必要があります。ガン領域では臨床との距離がかなり近づいているエピゲノムに関した講演が最適と考えて、東京大学先端科学技術研究センターの油谷浩幸教授に臨床医も知っておくべきエピゲノムに関したご講演をお願いしました。是非、新しい知識に触れる楽しい時間をお過ごし下さい。

整形外科的領域の講演が少ないではないかと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご心配なく。私は公平を旨としています。整形外科の情報は、ランチョンセミナーやスイーツセミナーにしっかりと盛り込むつもりです。学会の開催場所は、マルティプルな路線が乗り入れる御茶ノ水駅の至近距離にあるソラシティにしました。

皆様にご満足いただけるように事務局と力を合わせて準備しています。
学生や初期臨床研修医も含めて、数多くの方のご参加を心よりお待ちしております。